リールインプレ。

皆さま、こんばんは。
本業の忙しさに翻弄されて、なかなかここにやってこれません…。
土曜日も休日出勤。
来週半ばには盆休みに入るので、それまでの辛抱…。
毎年のことながら、仕事量の多さに呆れます…。

釣りにも当然行けてませんので、今回は、私が使用しているリールの1つをインプレ。
自分はシマノ派…というより、たまたま自分のフィーリングに、シマノが合っただけです。
シマノが密巻きの幻影に翻弄されていた時代には、ダイワのルビアスを使用していましたし、トーナメントも2台持ったりしていました(中古でしたが)。
何より、小学生の時、自分の小遣い(お年玉)で初めて買ったリールは、ダイワの「リーガルX」でした(古!)
7-1
シマノ stradic(ストラディック)  ←名前クリックでメーカーサイトへ。
シマノでバイオマスターと呼ばれた中級機種の、後継モデルです。
今年の6月に市場デビューしたばかりの機種ですね。
その発売と同時に購入しました。
私はC3000という、もっともオーソドックスなモデルを購入・使用しております。
主に細PEを使用したライトゲーム(シーバス~メバルくらいまで)で投入しています。
7-2
えらく大口径のドラグに変更されました。
確かにつまみやすいです。
7-3
07ステラ(同じC3000)との比較。
ドラグが一回り以上大きくなっていますね。
7-4
スプールを外した状態。
シャフトにある、白い部分は樹脂カラーです。
ストラディックのスプールはベアリングが内蔵されていませんので、これをベアリングに交換しても「リッジサポートドラグ」にはなりません…。
7-5
ロッドにつけるとこんな感じ。
7-6
07ステラはこんな感じです。
ストラディックのボディ形状は、14ステラからのフィードバック、「Gフリーボディ」という形状に変更されました。
リールの前面…フット側ではない方の部分ですが、、えらいシャープになりましたね。
ドライブギアの位置変更によって、重心を手元に近づけた結果です。
さて、他にも「HAGANEギア」や「コア・プロテクト」を纏い、「夢中へ、つれていく」とコピーを打って、世に出たこのリール。
私個人の使用感。
【巻き心地】
私はほとんど気にしないのですが、結構いいです。シマノらしい、密な巻き心地。
今のダイワのようなスカスカな軽さは無いですが、なかなかしっとりしてます。
若干、ギア同士の当たりが固い気がしますが、これはドライブギアが「HAGANEギア」なので、こんなものでしょう。ギアが馴染むのに結構時間かかると思います。
私のが当たり個体なのかもしれないですが、重いバイブなど投げても、全然コツリともしません。
【飛距離】
まあ、普通。
ダイワであろうとシマノであろうと、重いもの投げれば、飛びます。
飛距離はロッドやラインの種類、細さなど、いろんな他の要素の方が大きいですよね。
【トラブルレス性能】
PEライン0.5号で、ミノー、バイブ、ポッパー、ジグヘッド(1g程度)使用でも、問題なし。
まぁ、これは07ステラ以降の「AR-Cスプール」の恩恵が大きいでしょうね。
正直、シマノだろうがダイワだろうが、トラブル時はトラぶります(笑)
【ドラグ】
これは正直微妙です。
バイオマスターもそんなにいいとは思いませんでしたが、なんか少し締めただけで、すぐドラグが出なくなる気がします。調整幅が微妙…。
ステラやツインパワーのドラグに慣れてる人は要注意。
ドラグ出さないガチンコファイトなら、リールの強さもあって色々余裕。
【その他】
コア・プロテクト」による撥水効果、それによる各部分の耐久性がどの程度なのかは、今後の使用量によるでしょうね。
Gフリーボディ」による重心の恩恵は…多分普通に使用している限りはわからないと思います(汗)
なんか、辛口レビューになってます(笑)
ただ、このリール、05バイオマスター以来の、シマノの本気(良心?)のような気がします。
ダイワのフリームスや、カルディアに取られたシェアを取り返す、みたいな…。
実際使用しても、「…うわ、これ以上必要ないわ」って思います。
X-SHIPの恩恵なのか、高剛性ローターの恩恵か知りませんが、バイブ投げて引いてきても、同じX-SHIPの12エクスセンス4000Sより強い気がします。
だからこそ、ドラグが惜しい…。
アジやメバルなんかの細ライン使うウルトラライトゲームに関しては、メンテしながら、もう8年も使用して、かなり年季の入ってきてる07ステラの座は揺るぎそうにないです…。
まぁ、たとえ8年前でも、ステラはステラですからね…。ドラグが最高過ぎ。
ただ、実質2万円以下の価格で買え、アルミハイブリッドボディ(ボディはプラスチック、ふたはアルミ)、ねじ込みハンドルに、HAGANEギア、高剛性ローター、コア・プロテクト、Gフリーボディと、最新機能目白押し
これにスプール受けの樹脂カラーをベアリングにしたら…何かツインパワーの立場がない気がします…。
当然ツインパワーの方が当然耐久性もあるのでしょうが、何よりツインパワーより軽量。これはデカイ。
おなじC3000でも、ツインパワーは245g
ストラディックは230g
金属ボディでこの数字は優秀です。(現行ステラC3000で225g
ルアーゲームは、とにかくキャスト。
やってる方はわかると思いますが、釣れるまで延々、キャスト、キャストですね。
タックルバランスが大事ですが、同じバランスで、長時間の釣行なら、やはり軽量タックルに分がありますね
【総括】
不満もありますが、よほどのヘビーユーザーでない限り、現行シマノリールではコスパでも最強だと思います。
もし、迷ったら、とりあえずこれを買っておけば大丈夫、というくらい。
これで不満なら、シマノならステラ、ダイワならイグジストでしょう。
それぐらい、完成されたリールだと、私は思います。
…というか、シマノ、こんなの出したら、今後ストラディック自体のモデルチェンジがすごくやりにくいのでは…。
まぁ、ユーザーにとっては、とてもありがたいんですけどね。
以上、勝手なリールインプレでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ふなお より:

    アルミ蓋のプラスチックボディだよ

  2. ひろのしん より:

    >ふなおさま
     コメントありがとうございます。
     まさにその通りですね。
     ご指摘部分、修正しておきます。m(_ _)m

  3. ジュニア より:

    いつも楽しく拝見してます。
    メバリング・チニング・シーバス用に15ストラディック2500Sを検討してますが、今なら16ストラディックを待った方が賢いでしょうか?
    ひろのしん様の見解をお聞かせ下さい。

  4. ひろのしん より:

    >ジュニアさま。
    お返事が大変遅れまして申し訳ありません。
    もう購入されたかもしれませんが、リール自体の純粋な強度面では、やはり蓋部分がアルミである15ストラディックの方が、16ストラディックCi4+と比べて強いであろうと思います。
    ただ、軽量であることは、やはり釣り人にとって相当な武器です。
    2500番クラスなら、どちらの機種を採用なさっても、充分に対応できるリールの強度がありますので、問題ないと私は感じます。
    ただ、あえていうならば。ドラグの強度的に、シーバスメインならC3000番、チヌメインなら、2500Sが良いかもです。
    チヌの方が比較的細糸を使用すると思いますので。
    予算があるのでしたら、2500Sを買って、C3000の替えスプールが一番おすすめです。
    どうぞご検討くださいませ。